本文へスキップ

現代の日本経済

HOME>経済の変革>現代日本経済

ビジネスと経済 

1. 日本経済の再生

2019年現在、日本においては経済成長が曲がり角を向かえ、戦後最長か?と言われていたのもすでに過去の話で、米中貿易戦争によってその夢も終えたというのが大方の意見でしょう。

ところで、戦後二番目とか成長が続いているといっても、それは経済成長率1%程度の話であり、内部留保が高い状態で賃金の伸びも見られず、成長を実感しにくいのが現状でしょう。そこにおいて「日本は成熟経済であるから仕方がないのだ」と言っても、米国などは経済成長率2~3%程度であり、成熟経済だから、というのは論理的ではありません。

ここにおいて、アベノミクスが成功したのか失敗したのかという議論が学者や政治家の間でも議論がなされているわけですが、成功論者は短期的視点で話をしており、失敗論者は長期的視点で話をしているように思えます。

つまり、成功だという政府寄りの関係者は、名目賃金が上がり、有効求人倍率も1.93まで上がっているといいます。一方で、失敗論者は、日銀の金融緩和はあくまで延命策であり、その間に日本発の強い産業を生み出すべきであった。しかし、それができなかった。長期的に見た場合、確実に日本は弱くなった。それを証拠に時価総額は1989年時点では10位以内に日本企業は8社名を連ね、2018年現在では1社もいない。トヨタですらも45位である・・・

現在の経済の流れを俯瞰してみると、SDGsやESGなどに代表されるように長期的視点が大切であるという認識がグローバルでも形成されています。従って、アベノミクスは将来的に大失敗であったと言われる可能性も高いと思います。

つまり、「いまさえよければそれでよいという短期的、刹那的な延命「過保護」政策(異次元緩和)によって、経済が良くなったという幻想を抱かせただけであり、その間次世代を担う新しい産業を育成するという成長戦略に注力すべきであったができなかった。それどころか、将来世代に債務(財政、経済、産業など)を先送りした。結果として日本経済をダメにした。」、そのように言われる可能性もあるでしょう。

結局短期の数字に傾き、長期的な投資を怠った結果、将来的に経済が縮小していく。これは、短期主義的な資本主義経済の欠点をそのまま映し出していますが、かつて、「Japan as No1」と言われ、長期の積み重ねによって経済発展を遂げてきた日本が欧米的な短期主義を導入した結果このような姿になってしまうのは大変皮肉です。

政府のせいだけにするのは良くないかもしれません。結局、民間も変革を生み出せなかったのです。よく言われるのは、モノからサービスに経済が移行しているのに、日本の製造業は過去の成功からの脱却ができなかったという話でしょうが、私は根本はもっと根深いと思います。つまり、それは、戦後の日本の教育までさかのぼります。結局日本の教育は詰込み型で、点数を競うゲームであり、創造性を養う教育ではなかったということです。

つまり、製造業の過去の成功から抜け出られなかったというのは確かにあるでしょうが、そこに意識的であったとしても、おそらく米国などのように日本人が創造性を発揮することは難しかった、結局結果は変わりなかっただろうという話です。

ですから、日本からは秀才は大変多く排出されるのでしょうが、天才はほとんどいないのです。日本人の本質は結局マネージャーなのです。改善を積み重ねることでコストを抑制し収益を上げていく。もちろんそれは非常に重要であり、トヨタの「カイゼン」はグローバル共通用語となっているくらいではあるのですが、それだけでは限界があるということです。


結局、創造性を発揮し、イノベーションを起こしていくしか方法はない

さて、現在の日本経済を概観してみたわけですが、電機のみならずMaaSやCASEによって自動車業界も撃沈するのであれば、日本経済は将来的にかなり苦しくなることでしょう。

この状況を打破するには、もう、日本発の、日本オリジナルのイノベーションを起こすしかりません。そして、このイノベーションを生み出す源泉は何かというと、これは、最終的には私は個性の開放であると思います。結局他人と競争していてもイノベーションなど促進されないのです。自らが表現したいと思うことを徹底的に追求する。外の雑音など気にせず徹底的に自分自身と格闘する。自分がやりたいことに集中する。そういう態度から創造は生まれると思うわけです。

正直私がやっていることも誰も興味が無いことでしょう。哲学にしても時空理論にしても。こんなの日本中探しても、果たして何人が同じように考えられるだろうか?しかし、結局そこだと思うのです。徹底的に自分に素直になり、自分がやりたいことをやる、それが創造性を発揮する、イノベーションを起こしうるカギです。

結局天才とは何か?といったときに、外部の環境を全て捨て去ったときに、それでも残る自分が徹底的にやりたいこと、うずき、そこに徹底的に集中した人のこと、だと思うわけです。私はそう思います。

つまり、今後、日本は横並びなど気にせず、もっと個性を開放すべきです。自らに素直になるべきです。そして、自分のやりたいことに耳を澄ませるべきです。そして、自分が望むことをもっともっとワクワクしてのめりこむべきです。これが重要です。これが一点。

そして、もう一点は、一方で、今後は、日本という視点で考えた時、外国人、移民というものは非常に多くなっていくことでしょう。2019年年初現在は外国人労働者は146万人いるといわれています。総労働人口が4,000万人強ですから、おおよそ、4%弱程度であるということですね。そして、この比率が上がっていき、異文化創造によるビジネスというものが今後主流になっていくことでしょう。そのときに、重要なのが、以下でも記載しますが、「相手に対する理解」です。相手と調和する心というものが大変重要になるのです。

私自身は後述するように、この異文化交流によるビジネス変革ということに対して、社会構造の変革サポートを行っていきたいと思います。

そして、この個性の表現による創造性の発揮と多民族の混じりあいが高いレベルで融合していったときに、おそらく想像もできないような高い効果を発揮することでしょう。それをイノベーションと呼んでいいのか、それ以上のことなのかわかりませんが、この2つのポイントが非常に重要なのです。

さて、2つのことを概観しましたが、つまり、調和性(心、受容性)と個性という2つのことが今後より重要になっていくということです。














Taigen Ogura Philosophy Labo

【お問合せ】
E-mail: mtws.office@gmail.com