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競争主義から個性へ

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ビジネスと経済 

3.競争から個性へ『Diversity Economics』 〜相対主義から絶対主義への変革〜

「競争から個性への変革」、これが今後行われる経済変革の最も重要な意味であると思います。

個性が表現され、高度に専門性を人々が持つようになると、これは、競争という幻想から解放されると思います。そして、売上などの数字を競い合う、売上の多寡が自らの価値を決めるという幻想からも開放されると思います。自らの専門性に従い、うずきに従い、やりたいこと、大好きなことをベースに行動するようになると思います。

そうすると、各経済主体の個性の色が最大限に発揮されて、より色彩のある、個性のDiversityによる経済の創造が行われることでしょう。私は、そのような、個性が花開き、お互いがお互いを高めあいながら全体として進化発展を促していくような経済を『Diversity Economics』と呼んでいます。

一点注意が必要です。それは、愛の元、という前提がつきます。個性を表現すれば人から奪っても良いのかというとそうではありません。自分の個性を分かち合い結果として、多様性に満ちた経済が生まれるということです。つまり、与えることが大切であり、愛が大切であるということです。愛の元の多様性、それが『Diversity Economics』です。

さて、このような変革は、相対的な価値観(競争)から絶対的な価値観(個性)へシフトするということと同義です。本質的には相対主義から絶対主義への意識変革であり、本来の在り方(真理)へと戻っていくことを意味します。そして、相対主義から絶対主義への変革とは、経済的に言うと、「資本主義経済」から「Diversity Economics」への変革のことです。

資本主義経済は、人類は本来の在り方に戻っていく過渡期の経済です。そして、経済が本質的な変革を遂げるには、これ以上仕組みを変えても意味がありません。

これ以上は、意識の変革を必要とするのです。マルクスの時代のように、体制を変更すれば変革がなされるということではないのです。人々の意識変革によって、経済が変革していくのです


〇競争から個性へ〜相対主義から絶対主義への価値変革〜

さて、まずマクロ的な部分から見てしまいましたが、ミクロ面で考えると、個性に到達することで、売上に対する態度というものも、以下のように180度変換していき、経済環境がガラッと変更されるでしょう。

(今まで)売上を上げるために奪い合う

(今後)個性を表現して、ワクワクして大好きなことをやる。結果として売上も上がる。


奪って売上を上げることもできるでしょうが、そのような方法では長期的に繁栄していくことは難しいでしょう。それは、このホームページでもいくつか事例を挙げています。

私自身、「誠実ですね。」、ということを言っていただけることがあるのですが、相手に対する誠実な対応というものは何にも増して重要であると思います。誠実性とは相手に対する尊敬の念であり、多様性の尊重の一番大元の土台であると思います。

そのような心の土台を元に、専門性でもって、個性でもって相手に奉仕することによって、長期的な繁栄が生まれます。長期的に顧客との取引関係を築き、継続的な売上を上げていくことができます。それは私自身が実際に経験して悟ったことでもあります。 競争から個性に関する私自身の経験、体験については「私の原点」を参照ください。

また、なぜ競争ではなく、個性なのでしょうか?それは個性は競争を超えていて、個性こそがお互いに生かしあいながら、全体として繁栄する道だからです。

競争の世界では、誰かが勝者となり、他の人たちは敗者となり、消え去っていくことでしょう。そして、勝者になった人間も、他人との競争という無駄な作業にエネルギーを費やして、自らに集中することによって得られるエネルギー全体の半分くらいしか集中できず、したがって、その程度の価値しか提供しないことでしょう。つまり、社会全体として非常なロスが生じています。また、個人個人も疲弊します。

それが一方で、競争を忘れて個性に集中したときに、全ての主体が勝者となり、また、自分自身に集中することでそのエネルギーが無駄なく完全効率で100%解放されます。そして、全体として更なる成長を促す。いいことだらけです。

では、なぜ競争に意識が集中してしまうのかというと、それは各主体の無価値感、つまり劣等感が作用するからです。他人と自分の比較で他人より自分が劣っていると感じると劣等感が作用する。そして、他人に勝利したいと思うようになる。

なぜそうなってしまうかというと、自分に自信が無いからです。何か他人より優れているものを持ちたい、そう思い、その「単純に比較できるものが他人の持っている能力であるから」、そこと競争してしまうわけです。そうではなく、「単純には見えていない自分自身の個性に気づくこと」が大切なのです。個性はオンリーワンであり、あなたにしかないものなのです。そこに気づくことが大切なのです。

競争の延長上には繁栄の道はありません。そうではなく、個性の創造への道を歩む必要があるのです。

相対主義とは経済の観点で言うと「競争」です。つまり資本主義経済を指していると思ってもらって結構です。一方で絶対主義とはこれすなわち「個性」です。

相対主義、つまり競争は結局苦しいのです。一時自分が優位に立っても、すぐに相手が優位に立つ。そのような中で心は常に騒がしく、安らぐことは無いでしょう。それは、相手との比較の世界に生きているからです。しかし、その競争を突き抜けて絶対主義である個性にたどり着くと、これは、周りが気にならなくなります。そして、非常にワクワクして仕事をしていくことができるでしょう。

企業も、選択と集中によって、自らの強みをしっかりと提示して(個性)、他社とエコシステムを構築することで社会的な課題を解決する、そのような姿が今後望まれてくると思います。そのために事業部門の売却を行って売り上げが下がったとしても、それは長い目で見ると良いことです。売上という幻想に惑わされてはなりません。大切なのは売上ではありません。自分自身がどのように社会に貢献できるか、です。

資本主義の悪い部分は、人類の意識レベルが低い段階において、マネーゲームを制御できないことです。経済は本来人類を幸せにするための手段として人類に対する奉仕の方法としてあるべきです。ところが、人類の意識が低い段階だと、数字を競ったり、売上を競ったり、お金儲けを競ったりという利己的な側面に意識が向きがちなのです。他人との競争という側面に意識が向きがちです。これは間違いです。



<相対主義(競争)から絶対主義(個性)への転換による変化>
・競争主義から個性の創造へ
・売上を奪い合いから、個性を表現して結果として他者の役に立ち売上が上がる
・嫌々やる仕事から大好きなことを仕事にする価値観へ
・出世などの競争による価値観(Number One)から自分がやりたいことの価値観(Only One)への転換
・経済全体として競争の非効率の無駄がなくなり、よりエネルギッシュな、更なる経済の進化発展
・個性のDiversityによるより色彩のある経済の創造
















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