易しい哲学史①

哲学と言うと、その言葉を聞いただけで難しい、取っ付きにくいと思ってしまうかもしれません。哲学を学んでみたいけれども、学問としての難易度が高い、と思うかもしれません。

個別の哲学者の哲学思想を学ぶと非常に難解に思えるのですが、哲学という知の営みの流れを概観し、その流れの中で知の営みがどのように行われてきたかを確認してみると、意外に、一般の私たちにとっても理解ができるものであると思います。

哲学史と知の営みを概観してみたいと思います。

まず、哲学史というと一般的には以下の4つの区分に分けられると思います。近世/近代哲学を近世哲学と近代哲学と言う風に分けることもできると思いますが、まずは以下の4つに区分してみましょう。

4世紀よりも以前:古代哲学

4世紀~15世紀:中世哲学

16世紀~19世紀:近世/近代哲学

20世紀以降:現代哲学