唯物論対霊的価値観(2)

実際には、霊の存在、あの世の存在の報告事例はいくつもあります。つまり、臨死体験や小さい子供が生まれる前の様子を詳細に語る姿です。このように医学的にも、また、日常においても霊の世界、あの世の世界を垣間見る事例が報告されていますが、しかし、この霊の世界の価値観というものは、いまだ一般認識になっておりません。

それが、なぜかと言ったときに私には、そのような霊体験はその人個人の主観的なものであり、他の人が追体験することができない、ということが理由にあると思います。

つまり、誰しもが追体験できるのであれば、誰しもが霊の世界、あの世の世界を確信するのでしょうが、追体験することができないためにそれを受け入れることができない。そのように言えるのであろうと思います。

追体験とは、誰がやってもそのような体験をできるということであり、客観性です。ですから、霊の世界やあの世の世界が一般的な価値認識となるには、ある程度客観性が必要になる、私はそのように思います。