2022年4月

哲学
易しい哲学史⑦近代哲学(2)

ドイツ観念論哲学の始祖はカントです。 既にお話ししましたが、カントは、デビットヒュームの因果関係の否定に対抗するために、独自の哲学を生み出します。 ヒュームは因果関係を否定したわけですが、因果関係が否定されると、自然科学 […]

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哲学
易しい哲学史⑥近代哲学(1)

16世紀から17世紀の近世哲学に次いで、18世紀からの近代哲学についてです。 この近代哲学において、大きな幹となる流れは、ドイツ観念論哲学と言います。ドイツ観念論は、カントを始祖とし、フィヒテ、シェリングとバトンを受け継 […]

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哲学
易しい哲学史⑤近世哲学~近代哲学

前回、近世哲学について考えました。近世哲学の時代はおおよそ16世紀から17世紀にかけてであり、18世紀を近代哲学がバトンを受け取っていきます。 この近代哲学はカントから始まりますが、ここにあって、重要なのがデビットヒュー […]

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哲学
易しい哲学史④近世哲学

「16世紀~19世紀:近世/近代哲学」についてです。 近世/近代哲学は近世哲学(16世紀~17世紀)、近代哲学(18世紀~20世紀)に分けて話をした方が良いかもしれません。 近世哲学においては2つの大きな流れがあります。 […]

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哲学
易しい哲学史③中世哲学

「4世紀~15世紀:中世哲学」についてです。この時期は更に前半教父哲学と後半のスコラ哲学に分けられるでしょう。 4世紀(2世紀)~8世紀:教父哲学 9世紀~15世紀:スコラ哲学 教父哲学の代表的な哲学者(神学者)がアウグ […]

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哲学
易しい哲学史②古代哲学

「4世紀よりも以前:古代哲学」について、更に3つの区分に分かれることになります。 ソクラテス以前、ソクラテスの時代、ヘレニズムの時代。この3つの区分です。 ソクラテス以前は自然哲学の時代です。タレス、ヘラクレイトス、デモ […]

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哲学
易しい哲学史①

哲学と言うと、その言葉を聞いただけで難しい、取っ付きにくいと思ってしまうかもしれません。哲学を学んでみたいけれども、学問としての難易度が高い、と思うかもしれません。 個別の哲学者の哲学思想を学ぶと非常に難解に思えるのです […]

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哲学
現代のデカルト的な疑問:知の基礎付け⑧

さて、知の基礎付けは、知や理性を超えたものによってなされると言う話をしました。 それは一体何によってなされるということでしょうか?私は既に主観と客観の一致のお話で話をしました。 信仰心です。信仰心によって知の基礎付けがな […]

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哲学
現代のデカルト的な疑問:知の基礎付け⑦

結局、主観と客観が一致するのか?その問題を解決しない限り、知の基礎付けはできないという話をしました。 そして、知や理性的な認識にはカントの言うように限界があり、それ自体の信頼性を保証することができません。従って、知や理性 […]

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哲学
現代のデカルト的な疑問:知の基礎付け⑥

前回、理性の信頼性を保証することはできないという結論を導出しました。 さて、相対主義や実証主義は何によってその主張がなされているかと言うと、理性ないし知によって、なされていると思います。そして、理性ないし知の信頼性を保証 […]

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