時間とは何か?(1)ニュートン力学とアインシュタイン

時間については多くの人の関心事であろうと思います。時間についていろいろなことが言われており、それは例えば、時間は存在しない、ということであったり、過去現在未来は同時に存在する、といったことであったりします。

この時間とは一体何か?それを考えてみたいと思います。

時間を物理学的に考えてみると、まずは絶対時間というものがあります。絶対時間とは誰が計っても時間の長さは同じであり、不変であるということです。時間が客観性を持つということであり、この絶対時間を前提とした物理理論というものが、これがニュートン力学です。

これが20世紀頃まで信じられていたわけですが、1905年若き物理学者によって、覆されます。アインシュタインです。アインシュタインは相対性理論を提唱し、それまでの時間と空間に関する価値観を根底から覆したのです。