当たり前が当たり前ではない

何か刺激のあることを望むよりも、本日何も心を乱すものが無かったことを喜んだらどうだろう?

今日一日何事も無い一日を送れたことは、当たり前ではない。

明日には、地震によって家が倒壊しているかもしれない。そうしたらこの何事も無い一日を送ることは夢だろう。

明日には、また、リストラにあっているかもしれない。そうしたら心を乱さずに一日を送ることは不可能だろう。

そして、また明日には、戦争によって他国に攻め込まれ、家を失うかもしれない。そうしたら、一体どうなるのか?

そう思うとき、何か刺激のある日々ではなく、この何事も無い日々というのがいかに得難く、ありがたいものなのかが分かる。

平凡な日々が当たり前だと思うけれども、実際にはそのような日々は奇跡であるということだ。