未曽有の危機の時代にどう生きるか?⑧見返りを求めない

ワクワクすることをやることが大切と言う話をしました。そして、それが自分の個性に結びついていて、結局ワクワクすることをやることは個性を表現することであると言う話もしました。

そして、それをやること自体がワクワクするのであって、何かを求めてそれをやっているわけではない、つまり、結果を求めているのではない、ということが大切であると言う話をしました。

結局、多くの人は、ワクワクや大好きなことと、成功やお金と言ったものを結びつけるのです。

「大好きなことをやって成功する」

「ワクワクすることをやってお金持ちになる」

多くの人はこのようにして、大好きなことやワクワクすることを成功やお金と結びつけるのです。

これではうまくいかないでしょう。

大好きなことをやって成功する、というのは、これはつまり、大好きなことが成功するための手段となっているということです。このように行為を手段として位置づけると、結果と言う見返りを欲することになり、結果が与えられない場合に、苦しみが生じます。そして、結果が得られないから嫌になってそれを止めていくのです。

一方で、大好きなことをやること、それ自体が目的となっている場合はそうではありません。大好きなことをやりたくてやっているのですから、止める必要が無いのです。結果、継続性があるわけです。

ですから、大好きなことをやったり、ワクワクすることをやったりすることがとても重要なのですが、その場合、見返りをゼロにしなければなりません。これがとても重要なのです。