戦争やテロの原因①片方の論理だけでなく両方の論理に耳を傾ける

直近、ウクライナ侵攻について連日のように状況が報じられています。我々日本もまたいわゆる欧米の西側諸国の枠に入っていますので、それらのニュースについて、どうしても、正確な客観的な姿ではなく、片方に偏った見方がなされることもあろうと思います。

これは哲学的な主観と客観の一致ということにも関連しますが、私たちが見ている主観的なる世界の姿が、果たして、第三者の視点のフラットな客観的な姿と一致しているかどうかは、これは、判定ができないわけです。

どうしても、物事を主観的に見つけて、自分自身が「そう見たい」姿として物事の姿を私たちは見てしまいがちです。しかし、それでは、世界という客観的なる姿を正確に読み解くことは難しく、従って、偏りが生じ、それゆえに世界平和の達成という観点からはなかなか遠いであろうと思います。

世界にはフェイクニュースや陰謀論のような本当に「人々の見方に影響を与えて人々の見方を操作」しようとすることもありますし、実際にはそうは思っていなくとも、無意識のうちに間違ったことを報じている場合もあります。しかも、それが国家単位で行われることもあるでしょう。

それに対して、私が推奨するのは、「事実に基づいて物事を判断する」ようにすることです。感情的な見方をして、片方の論理に目を向けるのではなく、実際の事実に即して、物事を見るようにしてみる。

そうすることによって、問題の本質を見抜き、本当の問題解決へとつなげていくことができるでしょう。そうすることによって、平和も獲得していくことができるであろうと思います。