哲学の難問①主観と客観の一致

哲学において重要な問いはたくさんあると思います。

例えば、存在論であったり、認識論であったり、言語論であったり、また、現代においてはITと倫理の問題であったりたくさんあると思います。

このような数ある哲学の議論の中で私が最も重要であり、最も根源的であると思うのは、認識論であります。そして、この認識論の中でも主観と客観の一致、これが可能なのか?否か?これが最も重要な問いであると思います。

つまり、哲学は、考えることであり、知の営みです。この知の営みによって、存在論にしても、言語論にしても、相対主義にしても絶対主義にしても、あらゆる哲学的な思想が形成されるため、この人間の知の営みが、認識が、果たして正しいのかどうか?つまり、私たちが認識している主観と、その真なる客観的な姿というものは一致しているのか?それがまず議論されなければならないと思うのです。

ですから、私は、哲学上の最も重要な問題と言うのは、この認識論であり、主観と客観の一致にある、と思います。