哲学

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主観と客観の一致の問題はなぜ解決しないのか?④ゲーデルの不完全性定理と神の不存在証明

前回、ゲーデルの不完全性定理の話をしました。ゲーデルは数学は不完全であり、証明できるかどうか分からない問題が存在し、また、自身の無矛盾を証明できない。このことを証明しました。 さて、このゲーデルの不完全性定理を使って神の […]

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主観と客観の一致の問題がなぜ解決しないのか?③ゲーデルの不完全性定理

現代は実証主義の時代であり、科学によってあらゆる事象を解明しようと言う考えが強い時代であると思います。科学によって完全に実証されるものが信じられる、証明されたものが信じられる、そのような時代であると思います。 そして、そ […]

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主観と客観の一致の問題がなぜ解決しないのか?②認識に関するコペルニクス的転回

私は、この主観と客観の一致の問題を解決するには認識に関するコペルニクス的転回が必要であると思います。 かつてカントは、「認識が対象に従うのではなく、対象が認識に従う」として認識に関するコペルニクス的転回を提唱しました。つ […]

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主観と客観の一致の問題がなぜ解決しないのか?①カントの結論

主観と客観の一致については、今まで何度も議論してきました。 哲学の歴史においても、デカルト、カント、ヘーゲル、ニーチェ、フッサールと多くの哲学者がバトンを渡し、その難問を解決しようとしてきたわけですが、これが、いまだに解 […]

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正しい知の使い方⑤主観と客観の一致

真理認識は理性的認識によっては、知的理解によっては到達できない、という話をしました。 では、何によって認識可能なのか?というと、それが信仰心によってという話をしました。 より詳細に話をすると以下のようになるでしょう。 も […]

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正しい知の使い方④理性的認識の限界と信仰心

カントは『純粋理性批判』で理性的認識には限界があると言う話をしました。真理を把握しようとすると、真理は存在するもしないも同時に証明されてしまうと言いました。 つまり、理性認識、ないし、知的には真理を把握することができない […]

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正しい知の使い方③真理は存在するか?

真理は存在するのか?しないのか? それは、哲学が始まって以来の謎と言えるでしょう。今まで「真理とは何々である」と権威を持って言いえた哲学者はいないと言っても良いのではないでしょうか? ここにおいて、真理など把握することが […]

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正しい知の使い方②理念の把握と相対主義

正しい知の使い方は、 1.理念の把握 2.論理的思考などの思考方法 の2つのプロセスからなるという話をしました。そして2点目の論理的思考は、現代社会に生きる我々が慣れ親しんでいる思考方法であり、ここに問題ないでしょう。問 […]

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正しい知の使い方①理念の把握をしてから次に論理的思考の順番

今現在は知的社会であると思います。ビジネスにしても学問にしても、非常に高度な知が成り立っており、知のレベルは非常に高い。 しかし、この知と言うものが正しく使用されているかどうかというと私は否と言わざるを得ないのです。 知 […]

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哲学の難問⑫哲学と宗教

結局、カントの言うように、理性的認識には限界があり、理性的認識によっては神や霊魂、真理といったものは把握できません。それらに対して主観と客観の一致を形成することはできません。 これまで哲学の歴史において、真理を発見しよう […]

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