戦争やテロの原因⑧ウクライナ侵攻とキューバ危機

ウクライナ侵攻とキューバ危機について考えてみました。そして、ウクライナ侵攻は外交の失敗の事例、キューバ危機は外交の成功の事例であると言う話をしました。

もちろん、キューバ危機は、危機であることは明らかであり、判断を迫られていた緊急事態であったのに対して、ウクライナ侵攻はその前時点において、危機はキューバ危機ほど表面化していなかった、ということはあるかもしれません。

しかし、それでは、外交に対して無神経であり鈍感であると言わざるを得ず、そのような人々に国を任せることなどできないでしょう。明確なメッセージは何度かあったはずです。それを適切に対応できていなかったと言うことであり、やはり外交上の失敗であると言えるでしょう。

そして、そのような外交上の稚拙さから、現在テレビで見られるような多くの人々の犠牲が発生しているのであり、多くの難民を生んでいるということです。

ウクライナ侵攻については、戦争が始まってしまった以上、どのように収束すれば良いのか、その見極めが非常に難しいと思いますが、しかし、今、欧米諸国がこぞってウクライナを支援しています。武器供与や軍備増強、訓練といった形で、支援をしています。このことが実は、この戦争を泥沼化していることとなり、将来収束した後、ウクライナの人々は欧米を、そして、アメリカに対して恨みを持つこととなるでしょう。