唯物論対霊的価値観(7)

4つの力の統合の過程で三次元的には不可思議な現象が様々発見されているという話をしました。

特に重力の研究において、そのような議論が生じています。おそらく、重力は非常に特別な力なのでしょう。重力の研究によって新たな科学の地平が切り開かれていくと思います。

つまり、他の3つの力、電磁気力、強い力、弱い力はある程度統合の指針は出ているわけですが、重力については、量子論に重力を取り込もうとすると計算的な矛盾が発生し、整合性が取れないわけです。

また、重力が非常に弱い力であり、その理由の説明が難しい。他の3つの力は三次元の範囲内に閉じているわけですが、もしかしたら、重力については高次元にその力が浸透しているのではないか?という話もあります。

そうなると、我々の世界と言うのは三次元世界のみで閉じているわけではなく、この三次元世界は高次元に浮かんでいる空間なのかもしれない。従って、我々の三次元空間を取り囲む形で高次元が展開しているのかもしれない(ブレーンワールド仮説)、といった理論があります。

こういった、空間の本質に関する議論が、現代物理学において、真剣に議論されているのです。