戦争やテロの原因⑨生徒の自殺等

今戦争やテロの原因ということで、ウクライナ侵攻とキューバ危機について考えました。そして、ウクライナ侵攻は、その兆候は見られたものの、欧米が適切に対応できていなかったことが、そして、プーチン大統領を追い詰めたことが原因であると言う話をしました。つまり、窮鼠猫をつかむ、ということです。

これは今国家間の紛争の話をしているわけですが、私たちには無関係かと言うとそういうことではないでしょう。例えば、よく学校でいじめがあり、生徒が自殺したという報道がなされています。そして、その報道を聞くと校長が話をしており、これもよく聞く話が、「そのようないじめによって深刻な事態になっていることは無かった。」と言ったことであると思います。

同じです。全く同じことです。

要は、兆候や原因というものはあったはずです。何かしらあったはずです。しかし、それに適切に対応できていなかった。そこが問題であるということです。

ですから、戦争やテロの原因にしても、自殺の原因にしても、もう少し深く掘り下げて考えて、その根本原因を社会で共有すること、それがどうしても必要であると思います。過去を振り返り、過去のどこに原因があったのかを綿密に分析し、それを将来に生かすことなしに人類の平和は訪れない。そのように思うのです。

また、全然別の話ですが、学校の先生は心理学や精神医学といったものを学んだ方が良いかもしれません。子供がどのような心の状態にあるのか、それが生徒によって違うので、その差をセンシティブに察知できる能力と言うものが必要になると思います。