空間とは何か?④量子ループ重力理論

量子論における空間理論としては、まずは場の量子論があり、前回話をしました。

そして、直近の理論で一つ挙げるとすれば、量子ループ重力理論が挙げられると思います。量子ループ重力理論とは、空間と呼ばれるものの最小単位があるという理論です。空間の最小単位があり、空間はその単位に量子化されている。そして、その量子化されたそれぞれの粒子が整然と配列されることで空間を構成するということです。

要は、空間は空間と呼ばれる背景があるわけではなく、量子化された量子が整然と配列されることによって、その全体が空間と呼ばれるものとなっているということです。

ここから言えることは、空間とは連続したものではなく、断続したものであるということです。量子ループ重力理論はまだ正しいと証明されたわけではないですが、空間の秘密を探る非常に重要な理論となることでしょう。