主観と客観の一致とは?

主観と客観の一致とは、人間の認識は対象の姿を正確にとらえることができるのか?という問いです。

これは、デカルト、カント、ヘーゲル、ニーチェ、フッサールという哲学史の流れにおいて、現在のところ、不可能というのが一般的な認識でしょう。

そして、主観と客観の一致が不可能であるからこそ、人それぞれの価値観である相対主義、というのが現代の状況であろうと思います。

では、本当に主観と客観の一致は不可能なのでしょうか?

主観と客観の一致が不可能であれば、私たちの世界は極端に不確実になります。善や正義も人それぞれになり、互いにコミュニケーションを取ることはできないし、世界の信頼性が疑われます。

私は主観と客観の一致は可能であると断言したいと思います。それを次回、検討してみましょう。

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