戦争やテロの原因②シャルリーエブド襲撃事件(1)

シャルリ―エブド襲撃事件は、2015年の1月に起こったシャルリ―エブド社へのイスラム過激派のテロ襲撃事件です。

イスラム過激派は、この事件において、編集長、風刺漫画家など12人を殺害。これに対して、表現の自由を訴え、フランス、世界各地でデモが起こり議論が展開しました、

事の発端は、2001年アメリカ同時多発テロにありますが、それ以来各地でテロ襲撃事件が起こり、シャルリ―エブド社はたびたび風刺画を掲載しました。これに対してイスラム教徒の反発を生むようになったのは、2006年のムハンマドの風刺画掲載以降です。

これに対してイスラム社会から反発が生まれ、それ以降、各国でテロが相次ぎました。それに対して、シャルリ―エブド社は事件直前の2014年末には、自動小銃を肩にかけた過激派の戦闘員を描き「フランスにはまだ襲撃がない」と挑発。ここにシャルリ―エブド襲撃事件が起こるわけです。

これに対して、フランス国内ではヴォルテールの『寛容論』を掲げ、宗教的不寛容さを敵視し、大規模なデモを展開。欧米においても、同様に、テロを非難する声明が出され、日本も同様であったと思います。

果たして、一方的にイスラム過激派が無条件に悪かったのでしょうか?