唯物論対霊的価値観(1)

現代の価値観は唯物的な価値観であると思います。19世紀、20世紀と科学が急速に発展し、科学によって解明できないことは無いとし、脳科学など心の働きを物質的な脳の働きに還元する(心とは脳であるとする)動きが21世紀の現在は主流であると思います。

また、哲学思想においてはニーチェが神の死を宣言し、そして、カントが『純粋理性批判』において人間の認識を三次元の範囲内に限定したことによって、それ以降の実証主義的な哲学思想の流れが決まってしまったかもしれません。20世紀前半には論理実証主義という実証主義的な哲学が台頭し、自然主義(科学主義)が思想の分野でも主流であろうと思います。

つまり、21世紀の今現在のこのときにあって、唯物論、唯物的価値観が主流であると思います。

しかし、私は今後、この唯物的価値観が、必ず霊的価値観に転換していくだろうと思います。