主観と客観の一致の問題がなぜ解決しないのか?①カントの結論
主観と客観の一致については、今まで何度も議論してきました。 哲学の歴史においても、デカルト、カント、ヘーゲル、ニーチェ、フッサールと多くの哲学者がバトンを渡し、その難問を解決しようとしてきたわけですが、これが、いまだに解 […]
空間とは何か?⑥ニュートン、アインシュタインに変わる新しい空間理論
いくつか空間理論について考えてみました。場の量子論であったり、ループ量子重力理論であったり、ホログラフィック理論であったり。私自身はそれらの理論の集合体として空間というものは構成していると思います。 三次元空間とは、我々 […]
空間とは何か?⑤ホログラフィック理論
ホログラフィック理論とは、この三次元空間自体がホログラフィーのようなものである、という理論です。 一聴して飛んでも理論ように思えますが、このホログラフィック理論は、実は現代物理学の最先端です。 ニュートンの絶対時空が提示 […]
空間とは何か?④量子ループ重力理論
量子論における空間理論としては、まずは場の量子論があり、前回話をしました。 そして、直近の理論で一つ挙げるとすれば、量子ループ重力理論が挙げられると思います。量子ループ重力理論とは、空間と呼ばれるものの最小単位があるとい […]
空間とは何か?③場の量子論
ニュートン力学における時間と空間の考え方とアインシュタインの相対性理論について考えてみました。物理学はその後、量子論へと引き継がれます。 量子論における空間の考えとはどういうものがあるでしょうか? 量子論においては、19 […]
空間とは何か?②相対性理論
20世紀初頭にこれまでの物理学の常識をくつがえすような革命的な理論が現れました。相対性理論です。 これまでの物理学や科学の常識では、時間と空間は絶対的なものであり客観性がある。それが常識であったわけですが、アインシュタイ […]
空間とは何か?①絶対時空と相対時空
近代科学はニュートンのプリンキピア(自然哲学の数学的諸原理)によって始まったと言ってよいと思います。ここから、基本的な力学が体系立てられ、それをもとに、波動力学、電磁気学、と言った形で科学は進展していきました。 時間と空 […]
正しい知の使い方⑤主観と客観の一致
真理認識は理性的認識によっては、知的理解によっては到達できない、という話をしました。 では、何によって認識可能なのか?というと、それが信仰心によってという話をしました。 より詳細に話をすると以下のようになるでしょう。 も […]
正しい知の使い方④理性的認識の限界と信仰心
カントは『純粋理性批判』で理性的認識には限界があると言う話をしました。真理を把握しようとすると、真理は存在するもしないも同時に証明されてしまうと言いました。 つまり、理性認識、ないし、知的には真理を把握することができない […]
正しい知の使い方③真理は存在するか?
真理は存在するのか?しないのか? それは、哲学が始まって以来の謎と言えるでしょう。今まで「真理とは何々である」と権威を持って言いえた哲学者はいないと言っても良いのではないでしょうか? ここにおいて、真理など把握することが […]