哲学

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ニーチェ(2)ルサンチマンと「神は死んだ」

さて、ニーチェの生きた時代背景について考えてみました。そして、この時代は価値の変革期であり、新たな価値観が求められる時代であることを話しました。それに一つの回答を与えたのがニーチェです。 ニーチェはどのような哲学を構築し […]

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ニーチェ(1)価値観の崩壊

易しい哲学史と題して話を進めてきましたが、ここからは、現代哲学に焦点を当てたいと思います。 最初はニーチェです。ニーチェは「神は死んだ」という言葉で有名で、人気の高い哲学者かもしれません。ここでは、まずニーチェが何をやろ […]

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易しい哲学史⑫現代哲学

前回まででドイツ観念論を概観してみました。カントの理性認識の吟味から始まり、最後、ヘーゲルによって人間の認識は神の絶対知まで到達するということが示されたわけです。 これが人間としては最高度の認識であろうと思います。 そし […]

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易しい哲学史⑪近代哲学(6)

カントの問題意識とカント哲学について概観しました。そして、カントの哲学では理性が純粋理性と実践理性という2つに分かれてしまうという課題がありました。それを統合する形で発展したのがドイツ観念論です。 フィヒテ、シェリングと […]

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易しい哲学史⑩近代哲学(5)

カントの『純粋理性批判』と『実践理性批判』について概説しました。 『純粋理性批判』において、理性で認識できる範囲が三次元に限られるとして線引きが為され、では、それ以降の認識は何によってなされるのか?それがカントの言う実践 […]

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易しい哲学史⑨近代哲学(4)

さて、カントの『純粋理性批判』について考えてみました。結論として、理性認識は三次元の範囲に限定され、物自体の世界の認識は持てない、となります。神や霊魂に関しても理性によって認識できない。それが結論です。 しかし、我々は、 […]

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易しい哲学史⑧近代哲学(3)

カントは理性によってどこまでものごとを認識可能なのか?を吟味しました。神や霊魂は認識可能なのか?因果関係は認識可能なのか?人間は何を知りうるのか?それを吟味したわけです。 その集大成が『純粋理性批判』です。 簡単に結論を […]

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易しい哲学史⑦近代哲学(2)

ドイツ観念論哲学の始祖はカントです。 既にお話ししましたが、カントは、デビットヒュームの因果関係の否定に対抗するために、独自の哲学を生み出します。 ヒュームは因果関係を否定したわけですが、因果関係が否定されると、自然科学 […]

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易しい哲学史⑥近代哲学(1)

16世紀から17世紀の近世哲学に次いで、18世紀からの近代哲学についてです。 この近代哲学において、大きな幹となる流れは、ドイツ観念論哲学と言います。ドイツ観念論は、カントを始祖とし、フィヒテ、シェリングとバトンを受け継 […]

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易しい哲学史⑤近世哲学~近代哲学

前回、近世哲学について考えました。近世哲学の時代はおおよそ16世紀から17世紀にかけてであり、18世紀を近代哲学がバトンを受け取っていきます。 この近代哲学はカントから始まりますが、ここにあって、重要なのがデビットヒュー […]

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